作者のお二人は姉妹で、妹の百合子さんが大学生の時に、姉の李枝子さんの「いやいやえん」に挿絵を描いたのが始まりだそうです。
また、「ぐりとぐら」シリーズの始まりは、今でも続いています「母の友」(福音書店)という月刊誌に書かれたものが最初だそうです。その時にはなんと、ぐりとぐらは卵で、野ねずみの夫婦の卵という設定だったそうですよ、シュールですね!
さて皆さん、この絵本はカレンダーの様になっていて、絵そのものを楽しむことがお勧めです。そこにある優しい空間は、時間がゆっくり流れる「ぐりぐらワールド」そのものなんです。私の大好きなすみれちゃんは、裏表紙でお花を持って出てくるだけですが、長い間、多くの人達に受け入れられている、独特な絵本の世界観を表している事だと思います。黄色いカステラのレシピは、福音館のホームページに載っていますよ、見てください!